一軒家やマンション購入時、賃貸でも必要となる給湯器。
マンションなどの集合住宅の場合は、玄関横に蓋付きの配置スペースが設けられています。一軒家やアパートとなると、その配置場所は屋外になってしまう場合がほとんどです。
給湯器の屋外における適切な配置場所、そしてそれに伴い気を付けるべき点とは。

給湯器にはガス・電気と二種類ありますが、基本的には雨風をしのげる配置場所が必要です。
２０年ほど前の給湯器といえば大型が主で、屋外に屋根付きのスペースを作ることが難しい場合は屋内に配置場所をわざわざ確保しなければなりませんでした。それと比べると昨今のものはだいぶ小型化され、どこのメーカーのものでも水場のちょうど外側の屋根付き屋外に配置することが可能となっています。
万が一故障した時にメンテナンスがしやすい場所、ということも念頭に置きましょう。

さらにガス給湯器の場合は火災予防条例により設置基準が決められています。
ガスを完全燃焼させるために風通しの良い場所が必要であり、可燃物（建物を含む）から所定のスペースを設けなければなりません。給湯器の後からの移動は簡単には出来ませんので、これらのことを踏まえ生活動線を何度もシミュレートしてみて、建築士や業者と相談し配置場所を決めましょう。

給湯器というのは、待機電力を非常に多く消費する機器のひとつとされています。

この待機電力というのは、使っていない間も電力を消費してしまうので、それだけで無駄なコストが掛かっているということを表します。そのため、これを節約するためには、給湯器の電源をきちんとオフにすることが重要です。

例えば、一日中給湯パネルが点きっぱなしなどになっている家庭であれば、それを切ることで十分な節約になります。ほかにも、電力会社のプランを見直すことで節約することも可能です。それは、深夜電力というサービスを利用することです。

このサービスのシステムは、電気料金の安い深夜に一日分のお湯を沸かし、利用することで節約になるというのが特徴です。深夜割引などを利用することで、給湯器以外にも待機電力の消費が激しい機器をタイマーなどで設定して使うことで節約することも出来ます。

こういったプランやサービスの細かい内容は会社によって異なるので、一度チェックしておくことが大切だと言えます。節約はとても重要なことですが、日常生活に支障をきたさない程度にすることも大切です。自分たちの生活ペースに合わせたプランやサービスを利用し、節約していきましょう。

給湯器はお風呂や洗物にはもちろん、暖房など様々な場面で役立ってくれるものです。

そして給湯器を選ぶときはまずは熱源をどれにするかよく考えておきましょう。給湯器もガス、電気、灯油など様々なタイプがありますし、最近はより省エネ機能が充実したものもあります。
給湯専用のものもあれば床暖房や浴室暖房乾燥機にも対応した高機能なものもありますので、機能もよく比較しておきたいところです。
長く使っていくものだからこそ失敗のないよう慎重に選んでいきたいものです。

そして購入前に必ずチェックしておきたいのは号数です。ｊこれは水温＋25度のお湯を一分間に何リットル出せるかを示したものです。例えば24リットル出せるものの場合は号数も24となります。

一般的に号数が大きいものほど一度に大量のお湯を使うことができますが、ただ号数が大きければよいというわけではありません。華族の人数やお湯の使い方に合わせて最適なものを選びましょう。
選ぶのに悩んだときには、まずは現在使っている号数をチェックしてみましょう。新しいものを選ぶときも、現在使っているものと同じ程度か、やや大きめのものを選ぶと快適に利用することができます。
今まで使っていたものより号数が小さいものを選ぶと不便を感じることもありますので注意しましょう。

給湯器の追い焚きで工夫することは、小さい子どもがいる家庭ではなるべく親子で一緒に入るようにしてガス代がかからないようにするなどいろいろあります。
子どもが大きくなると浴室が広いところなら数人で一緒に入るようにすることもガス代の節約につながります。追い焚きは、家族の誰かが遅く帰宅するなどの場合など冬には特に必要になります。少なくとも翌日に冷めたお風呂を追い焚きするということはあまり良いことでないです。

その日に限ってお風呂を沸かしたり、追い焚きをしたりということでやっていくほうが経済的です。また、一人ひとりが順番に入る場合は、家族に声をかけてすぐに入ってもらうようにすれば、あまり追い焚きをしなくて済むことがあります。家庭にある給湯器は追い焚きなどのメッセージを発してくれるのでその都度お風呂に入るようになります。

１日の流れをスムーズにするために、給湯器もメッセージ付きなど必要な機能が備わっていて追い焚きがある生活はとてもリラックスできてほっとくつろげてくれます。明日への活力をみなぎらせて心地良い睡眠となることは健康につながります。家族の会話を豊かにしてお互いに助けあって地球資源を大切にすることがとても大切です。