価格と年式で選ぶオトクな給湯器

家電製品や住宅設備には寿命があります。中でも給湯器は、普段本体を操作する機会はほとんどなく、水道の蛇口やお風呂を沸かすときに、間接的に操作をしているので、利用している実感が感じにくいのも事実です。

しかし、電気製品なのに水を使うことや、住宅によっては本体が屋外にあるなど、他の家電製品と比較しても過酷な利用環境にあります。
テレビのコマーシャルで”給湯器には寿命がある”ということを宣伝していますが、一般的には10年前後と考えられています。おおよそ7、8年くらいから故障が起きやすくなるため、メーカーでは給湯器を交換することを推奨しています。生き物と同じように、寿命にも個体差がありますが、長く使用していることで、修理をしても別の箇所が故障したり、メーカーに交換部品がなくなってしまいます。

給湯器を選ぶとき、住宅設備の販売店では、最新機種の前の型式などをオトクな価格で販売してくれる場合があります。性能面では一つ前の型式でも用途を満たしていれば、価格重視でオトクな選択ともいえます。ただし、極端に古い年式の場合は、交換部品が近い将来なくなってしまう可能性があり、そうなると使用可能な年数も限られてしまいます。そういった場合は大抵、後継の給湯器に交換できますが、価格で給湯器を選ぶなら性能の違いとともに、当初の発売時期や販売終了時期、もしもの時に修理可能な年数も確認しておくと安心です。